Archive

Archive for the ‘上海旅行記’ Category

錦市場で漬け物三昧

11 月 11th, 2007

今朝突然、携帯電話が鳴った。
上海に赴任しているmasaさんからだった。「実は今、京都におんねんけど、もし良かったら会われへん?」

なんでもmasaさんは出張で京都に来ていて、今日の夕方の飛行機で上海へ帰るとのこと。また錦市場でお土産にお漬け物を買いたいとも。ということで、四条の大丸前で待ち合わせることに。

大丸前でmasaさんと合流して、錦市場へと向かった。錦市場は京の台所。いつもは観光客でいっぱいのイメージだったが、今日は午前中に着いたのでとても空いていた。とりあえず、軒先に置いてある試食用の漬け物を食べながら寺町通まで行って引き返す。

私の妻はカイロプラクティックに行っていたので、昼食時に合流することに。どの店にするかを妻に委ねておいた。妻から「○○に12時半ね」と連絡があった。錦市場を一往復してもまだ時間があるし、masaさんはもう少しお漬け物を買いたそうだ。ということで、もう一往復。

ということで、漬け物で腹一杯とは言わないが、なんとなく満足感がある。もちろん、塩気は十分摂っただろう。その後私たちに私の妻も合流し、イタリアンのお店へ。ランチを食べながら楽しくおしゃべり。有意義な時間を過ごせました(^^)

txe 上海旅行記, 旨い飯・肴, 独り言

「プルースト効果」って言うらしい

10 月 7th, 2007

上海で青島ビールを飲んだときの話だ。
青島ビールの王冠を抜くと、昔持っていたビールのイメージが強烈に呼び覚まされたのだ。
なぜか。王冠に秘密があった。
王冠の内側に、コルクが貼ってあったのだ。
あの何とも言えない苦い匂いが立ちこめて、私の脳内は今の日本のビールに失われた「ビールってこうやろ」っていう先入観、いや「私にとってのビールそのもの」がよみがえったのだ。

今日、私の両親がこの夏に宮古島へ行って来たお土産の泡盛「菊之露」を呑んでみた。
あけた瞬間、私に沖縄がよみがえった。泡盛呑んで歩いた炎天下の西表島40km。台風が直撃して、だけどスキューバーダイビングのツアー客に島の全ての民宿押さえられて、ジャングルで風をしのいだ夜。泡盛呑みながら砂浜に寝ころんでいたらものすごい数の産卵しに来たヤドカリに身動き取れなくなった夜。一日に3時間しか眠る時間が無かった先輩の調査の手伝い、すべて懐かしい思い出だ。泡盛の風味が、私の中に眠っていた様々な記憶・風景・感情を呼び覚ました。

こういう体験は皆さんあると思う。一般には「プルースト効果」と言うらしい。
「匂い」とか、「味」とか、思考よりもひとつふたつ脳の内側を刺激しそうなものはこういう心理状況を生みやすいだろう。
デジャブとか、フラッシュバックというのはちと大げさとは言わないが、そう言うほどではないけども昔の記憶や風景、感情を呼び起こすものってあるよね。

しかし・・・
最近野菜が頼りない感じがする。
人間というのはサルの仲間だから、基本的に果実なら生食しても大丈夫だと思う。いわゆる、果物全般はその類だろう。
ところが、最近西欧食の一般化による「サラダ」と称する野菜の生食文化が根付きつつあり、それが様々な問題を孕んでいる。
寄生虫とかそのあたりは私はあまり気にしてはいない。問題は、植物が持つ2次代謝物質だ。大げさに言うと、植物が食べられにくくするために生産した毒素である。

よく、「虫が食べてるくらいだから、美味しくて安全なんよ~」とか言う人がいるが、植物にも「誘導抵抗性」という性質がある。何かというと、虫に食べられるまでは作らないけど、虫に食べられ始めたら食べられ過ぎないように作り出す毒素のことである。もちろん、場合によっては人にも毒であり、農薬よりも深刻な場合があるかもしれないのだ。
話はちとそれるが、中国ではあるアブラムシが着いたお茶が特別な茶葉として扱われる。これはそのアブラムシが着くことによって茶の木が生産する毒物質が特別な風味を醸すらしいのだが、難しいことにある特別のアブラムシが、たまたま茶の木に着くことによってしか生産できないらしく、普通そのアブラムシは茶の木を利用しないし、人工的にアブラムシを茶の木に接種しても定着しないらしい。この茶葉は非常に高価で取引されている。
話を戻すが、人間には安全な農薬と、害虫が誘導した植物の毒とでは、時と場合によっては植物の毒の方が恐いこともあるのだ。そもそも人類はこれほどの野菜を食べるに至ったのは加熱という無毒化によるものであって、安易に生食に走るのは危険なのだ。サルも体の調子が悪くならない限り、葉っぱとか食べないのだ。なぜなら一般に、葉っぱには毒があるから。

話がそれすぎた。例えばの話である。私が子供の頃、ほうれん草を生食なんてもってのほかだった。茹でて食べても、苦手な私はえづいたものだ。ところがだ。最近はサラダに生のほうれん草が入っていて、しかも全然灰汁がない。
こんなの、おかしいと思わないといけないと思う。
自然界では、毒を持たないと食い尽くされるのだ。それを、灰汁すら持たずすくすく育った野菜など、どんな害虫管理をしたのかが知りたいし、知らないと不安極まりない。味に影響しない効き目バッチリの農薬たっぷしで育ったのだろうか。日本の野菜はそれなりに厳しい規制で農薬も使えるのは限られているし、使うタイミングとかも限られているので、それをちゃんと把握していればそれほど気にする必要はないかもしれない。恐いのは、そんな規制のない国から、解らないよう加工されて入ってきたものを、しかも国内でさらに加工して何が何だか解らなくなった食べ物だ。

農薬も含めて、毒を全否定する気持ちは毛頭無い。むしろ食の「安全」を確保するために必要な場合すらあるから。
しかし、生産者がぜったい口にしないようなものを食べたくもないなぁ。

えづくほうれん草、辛い夏大根、えぐい茄子、種の無いとこだけ渋い柿・・・
こんなん食べたいって言うの、おかしいけど食べたい。
今やゴーヤ(苦瓜)ですら、あんまし苦くないし。昔キュウリはちょっと苦かったし。
野菜の灰汁、えぐ味を感じたい。

で、話最初に戻るけど、苦い臭いのするコルクの王冠のビールって、多分鮮度最優先の今日日「美味しくない」部類に入るんやろなぁ・・・。
でも、そんな苦くて臭いビール、呑んだら多分旨いんやろなぁ・・・。

txe なんか好き, 上海旅行記, 旨い飯・肴, 独り言, 石ころ

上海旅行報告(番外編)

8 月 31st, 2007

「番外編」って何やねん! と思われるかもしれないが、まぁ、アンコール的な「ちょっとね」を書く。

私はもっぱら「ビール党」である。
オフならば、すきあらばビールを飲む姿勢。

で、中国でビールゆうたら青島ビールでしょ。
青島ビールってあんまり飲んだことなかったから、とても楽しみにしてた。

で、行きの飛行機のビールが「三得利」。
もちろん、サントリーの中国表記なのだが、なんでも中国ではこの名称、意味的に非常に良いと評判らしい。
青島ビールではないが、中国の工場で作ったものみたいだ。ふつうに美味しい。

アサヒは「朝日」。そのまま。

青島ビールもランクがあるのをmasaさんに教えてもらった。
日本の中瓶をすこし細くしたような、一見チープな絵柄のやつが一番いいやつらしい。
あとは個人的に感じたのは似たり寄ったりな気がする。
左2本は青島ビール。そして三得利、朝日。

これは北京ダック食べたところで勧められた三得利。
あっさり系。

青島ビールは日本のビールと比べてアルコール度数が約半分で、さらっとして飲みやすい。
日本のメーカーも、それをかなり意識して作っていると思われる。微妙に違うが、風味の良いバドワイザー的な感じがする。
なお、中国の人は昼間からビールを飲んだりというのはあまりしないように見えた。
よほどのオフか、もしくはとてもめでたい席、そして尋常ならないほど大切な場じゃないと呑まないのかもしれない。masaさん、その辺のこともまた教えて下さい。

txe なんか好き, 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 独り言, 趣味

上海旅行報告其之六(終)

8 月 30th, 2007

今日の書

一文字の習作。晴耕雨読の「耕」
種を播く前に、まず耕す。鍬を入れて土を起こす。すべての始まりは種を播くことからじゃなくて、まず「耕す」ことなんじゃないかなぁって。
耕すのってしんどい。大変。けど、耕している人はきっと、この土地で豊かに実る結果を夢見て、期待しているはず。それって、実はとても楽しいことなんちゃうかなぁって。

字としては素直すぎる感が否めないが、個人的には何となく気に入っている。土と悪戦苦闘しながらも心の奥ではほくそ笑んでいるような雰囲気がだせたらいいなぁって思うけど、それはなかなか難しいね。このモチーフももっと大切にしてあたためていきたい。

上海旅行最終日
とにかく早起きして、masaさんの奥さんが前日に書いてくれたメモをタクシーの運転手に見せて空港へ。
あまりにあわてたので、飛行機のチェックイン待ちのときにすっごく喉が乾いて辛かったのだが、たまたま飲み残して開けていなかった青島ビールが一本ザックに入っていた。「仕方がない」とそれを飲もうと思うも、栓抜きなんて持ってない。鍵か何かをつかってなんとかこじ開けた。少しぬるいが、喉は相当渇いていたので美味い。でもちょっと悲しい味。

出国手続きを終え、免税店巡り。
ベタなお土産をまったく買ってなかったので、切り絵とか、絵文字の扇子などを購入。
手持ちの元を使い切った。これで銀行で両替する必要ナシ(^^)(・・・って、そう言う問題だろうか?)

私が個人的に気に入って、蜘蛛をモチーフにしたブローチを購入した。妻に渡したのだが、妻は帰国後すぐにあった会議で着けていって、いつの間にか落としてしまったらしい。ピンの部分がかなりちゃちかったらしく、無くなったのは仕方がない。そのブローチはこんな感じのやつ。

この日は上海に来て一番空が青かった。

飛行機で関空へ。バスで京都駅へ。タクシーで家へ。
日本も晴天。あっという間に日常生活。

でも、ちょっと価値観変わったかもしれない。
お世話になった皆さん、本当にありがとう!

txe 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 書の道, 独り言, 趣味

上海旅行報告其之五

8 月 28th, 2007

今日の書

詩。うた。
人がうたうのはなぜだろう。ことばがあるから?
言葉が無くてもうたえる。メロディとことばを合わせたものが詩じゃない。
神秘的なことを言いたいんじゃない。うたい踊る。そこに動物として刻まれた本能が眠っているからだと勝手に確信している。

この書に関しては、楷書風に書きながらもくずしたいというつもりで書いた。だからごんべんも曲がってるし、一字なくせにくねくねしている。そうさせようとしたのだが、これは好き嫌いがはっきり分かれるんじゃないかなぁ。あと下手にまとめたのが今となってはちょっと反省。まとめるのじゃなく、その時に感じている気持ちを素直に出すのことがやっぱり大切。

上海3日目続き。
トラブル発生と、前日書いた。
そのトラブルというのが、妻が熱を出してダウンしてしまったのだ。

妻はなんか朝から調子悪そうにはしてた。私もこのとき下痢が止まらず、お腹が痛い訳ではないのだが、おならをするのも危険な状態ではあった。上海のトイレは中国のトイレ事情に比べたらまだかなりマシな方なんだろうが、場所によっては怖いところもあった。よく中国のトイレには戸が無いというが、私が入ったトイレには全部戸はあった。しかし閉まらないとか、鍵がかからないとかは当たり前。備え付けの紙も、水に溶けるかどうかはむしろ「溶けない!」ものの確率が高いので、拭った紙は便器ではなく横に置いてあるゴミ箱へ入れる。私が腹痛になったのはおそらく、コンビニで買った魚の干物が原因だろう。

妻はお茶専門店でテーブルに伏せたまま動かなくなった。それを案じたmasaさんの奥さんが、妻をホテルまで送ってくれた。私はmasaさんと茶葉ならびに茶器を買って、masaさんのマンションへと向かった。

超高級マンションに住んではる。マンションの並ぶ敷地内には公園があり、そのなかには棚田みたいな池すらあった(とても危険なので立ち入り禁止)。masaさんのお宅には風呂トイレが2つずつあった。これは片方は普段使いで、もう片方はゲスト用とのことらしい。間取りもここまではゲストに使ってもらう、ここより奥はプライベートという考えに作られている。驚いたのは、風呂の蛇口にも浄水器が設置してあったことかな。

masaさんのお宅でアイスコーヒーをごちそうになりながらしばし歓談。その後、ホテルで寝ている妻にお茶とおにぎりを持っていって、私とmasaさん夫妻は予約してあった北京ダックのお店へ。

ここは上海にある北京ダックのお店の中でもかなりの有名店らしく、従業員もちと高飛車。けどとても美味しい。妻が同伴できなかったのは残念だったが、上海最後の夜もとても楽しいものだった。

今回の旅行で、私はしこたま青島ビールを呑んだのだが、そのあてとして何より気に入ったのがこれ。

この写真の左側のやつ。魚(たぶんエソ)をみりん干しっぽくしてあるんだけど、ちょっと甘くてすごく美味しい。ホテルの人に名前を聞いて紙に書いてもらったんやけど、読めません(T_T)
masaさん、教えて下さい。そしてもし日本で会えるなら、これをぜひお土産にお願いしますm(_ _)m

食後ホテルでmasaさん夫妻とお別れ。masaさん夫妻、本当にありがとうございました。おかげでとても充実した旅行ができました。感謝!

その後、酔いもほろ酔い、ホテルの土産物売り場の日本語が堪能なおっちゃんに捕まって、隅々まで説明を受けることに。まぁ、最後の夜ってこともあって、筆と墨を購入。値引き交渉も適当。気に入った青島ビールをローソンで買ってきて、北京ダック食べたお店からおみやで持ち帰った美味い魚の干したやつを肴に最後の夜を噛みしめる。この魚の干したやつはめちゃめちゃ美味いけど、結構油分も多くて食べ過ぎて気分が少しだけ悪くなった。明日の朝は早いが、寝るのが惜しい。

もう少しやけど続くよ。

txe 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 書の道, 独り言, 趣味

上海で購入した茶器

8 月 26th, 2007

下の写真にあるのが、今回の上海旅行で購入した茶器たち。

まずは茶壺。日本で言う急須。

これ、結構気に入ってます。緑色の茶壺というのも少しだけ珍しいのだけど、見所はやはりモチーフとデザインとの調和。竹を題材に作られているのだが、取っ手、蓋、注ぎ口、そして本体すべてに竹にまつわるデザインが施してあり、それがまたさりげなくて、そこがすごくおもしろい。使い勝手もなかなか良い感じ。

次に蓋椀。日本で言う湯飲みに相当するが、後で述べるように中国ではこれを使って茶を煎れ分けることもする。

蓋と椀の口の大小が日本のものと逆なのにお気付きだろうか。
中国の人は、この蓋椀に茶葉を入れ、湯を注いで、この蓋で茶葉を押さえて茶杯に注いだりそのまま飲んだりするのだ。

そして茶杯。

5つセットで同じものを買ったのだが、作った人が忘れたのかどうなのか、2個の内側に絵が描かれていない。
まぁ、これもご愛敬。もしかしてそれには重要な意味があるのかな? 知っている人がいたら教えて下さい。

耐熱ガラスの茶海と茶漉し。

茶海のそこには「耐熱ガラス」って書かれている(^^; 愛嬌愛嬌。
茶漉しは訳あって深めに作られている。理由は以下の写真。

こうしたら、茶壺を持たなくても注ぎきれる。茶葉は一回入れたら何回も煎れるので、飲みきれなくても中のお茶は外へ出さなければ葉が痛む。こうして置いておけば、自然と茶が下りて、美味しいお茶がまた飲めると言う訳だ。

良い買い物ができました。masaさんの奥さんに感謝!

txe なんか好き, 上海旅行記, 旅行記, 独り言, 趣味

上海旅行報告其之四

8 月 25th, 2007

今日の書

路傍。道ばた。
道があるから、道ばたがある。道ばたは道と道じゃないところの境目というのはあたりまえのことなんだけど、どのようないきさつで道ばたになったかというのを紐解くと人の往来の歴史が見えてくる。
犬を散歩しているとよく解る。犬は道には何も興味を示さず、道ばたばかりを選んで歩く。人間だって実はそう。道は大切なんだけど、面白いのはその道ばた。何かに打ち込んでいるとき、その本質は辛く苦しいものでも、その過程に現れるいろんな出来事が、面白かったり励みになったりする。

これを書いたときもやはり、ハネるのって難しいなぁ~って思った。この作品の「傍」のハネは、書の先生にしてみればなんじゃこりゃってなものだろうが、実は個人的には気に入っている。美しい筆跡は繰り返せば似たようなものを再現できるだろうが、このようなかすれながらなんとか形になったようなやつは真似できない。私は練習の最後、その日の仕上げとして紙を少し良いものに換え、1枚か2枚だけ清書する。それが良くても悪くても、気に入らなくてもその日の作品として、一応置いておく。その本番に現れるこうした小さな小さな奇跡って、私は科学者の端くれなのにこんなことを言うのもおかしいのだが、神様のちょっとした手助けみたいな気がして自分だけの力とは思えない。

上海3日目。
この日はmasaさん夫妻お気に入りのマッサージへ朝から行った。
が、早く行きすぎてまだ開店してなかったので、近所のスタバでお茶。

開店後、みんなでフットマッサージをうけることに。
とても気持ちよかった。
masaさんの奥さんは足裏を押されてとても痛がっていましたが、私は痛くありませんでした。マッサージする人によって押す力が違うのかな?

その後、四川料理のお店へ。
四川料理と言えば麻婆豆腐など辛いものが多い。例えば、

強烈な量の唐辛子が皿に山盛りですが、これはmasaさんのブログにもあるように、この唐辛子の山の中に鶏肉のぶつ切りが入っていて、それをほじくり出して食べるので、辛いですが拷問ではありません。いえいえ、とても美味いです。相当辛いけど。
この店で食べた豚の骨付きスペアリブが抜群に美味かった。

食後、masaさんの奥さん行きつけのお茶専門店へ。

ここで美味しい茶葉や面白い茶器などを購入したのですが、ここでトラブルが・・・
続きます。

txe 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 書の道, 独り言, 趣味

上海旅行報告其之参

8 月 24th, 2007

今日の書

これは「趣」という字で趣きを表現してみようとして失敗したもの。
もっと遊んで書いたらよかったとも思うし、形もまだなんか型にはまった感じで中途半端。だからといってこれ以上崩せないのが、まだまだ未熟な証拠。このモチーフについては、いずれリベンジします。

上海2日目の続き。
お昼の点心を食べたあと、masaさんの奥さんがオススメのいろんなお店があるところへ移動。雰囲気としては、今まさに新しい店舗がどんどん参入していて、あちこちで改装工事をしている一画。私は蟹の形をした小物入れに一瞬こころ奪われたのだが、これは実はベトナム製。妻は少数民族が作る猫と虎のぬいぐるみ(名前忘れた、また調べておきます)を気に入って、いったん店をでてお茶するものの、やはり購入。これは刺繍してあることもあって結構高価。妻の実家に置いてきてしまったので手元に写真が無いのが残念。

その後、masaさんの奥さんが手配してくれた上海雑伎団を観に。
感想、同じ人類とは思えません・・・。

雑伎団の演技を観ていたのは外国人ばかり。欧米の人ばかりだった。中国の人にとってはあんまり興味のあるものではないのかも。確かにずっと同じ演目ならば、一回観たらそれでいいしなぁ。

その後masaさん夫婦と再び合流して、上海蟹のレストランへ。
上海蟹は日本で言うモクズガニに近い仲間の蟹で、大きさ的にもそんなに身がある訳ではない。旬は秋だそうだ。
そして料理がきて驚いた。

皿に蟹の爪の部分の肉(ひとつ1cm程度)がきれいにこんもりと盛りつけられて、一人ひとりに配られたのだ。これ一皿で蟹何匹分? しかもその一つひとつどれも型くずれしていない。どうやって誰がこの身を取り出して盛りつけたのか、それを考えるとちょっと怖い。

食後おしゃれなバーで生演奏聞きながら妻はカクテル、私は青島ビール。
旅半ば、友人のおかげで異国を満喫中である。

txe 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 書の道, 独り言, 趣味

上海旅行報告其之弐

8 月 23rd, 2007

今日の書

雨奇晴好。「晴れた日はいいよね、雨の日もまたいいよね」ってな感じの意味の言葉。
昨日今日と強烈な夕立があったけど、それもまた良いものなのだ。そもそも今年の夏は梅雨から雨が少なく、鉢物のみならず庭木ですら枯れたところがけっこうあった。我が家も時折家を空けたので、3つあったさつきの盆栽のうち2つが枯れてしまった。さつきって水不足に強い方なんだけど、それでも枯らしちゃったのは失敗・・・。
このブログのトップ画像を、以前行った宮古島の写真にしてみたんだけど、こんな感じみたいに晴れているのもとても気持ちがいい。立ちくらみしそうな暑い昼さなか、見上げた空に入道雲が白くもくもくと浮かんでいたりして、そんなときは夏の暑さにとりあえず感謝。そして今日みたいな夕立の後は空気がとても澄んで、吸い込む空気がとても気持ちいい。だからとりあえず夕立に感謝。
この書にあたって、苦労したのは「好」の構図。へたくそなのに上手そうに見せようと書くのもいやらしいし、筆に残った墨が少なくなった状態で軽やかさと墨色を出すのが難しかった。けど今考えると、墨が足りなさそうな状態で書いた字って、なんか味があるのが多いなぁ。硯の残りの墨があと1枚書けるかどうかってなときに書いた作品とか結構面白い。

で、さっそく昨日の続き。
上海2日目。
masaさん夫妻に連れられて、豫園(よえん)というところへ行ってきた。豫園とは明の時代(約450年前)のある役人が親孝行のために18年の年月をかけて作った庭園である。

とても立派な庭園で、至る所手の込んだ作りになっている。庭木に使われている木なども素晴らしい手入れがほどこしてある。日本の庭園とは違う意味でとても魅力的な所。

その後、豫園付近に数多くある土産物屋を物色。私はまず自分の名前の落款を作ってもらうことにした。なんと5分で彫ってくれる。私は今篆刻もやっているのだが、この短時間制作は驚異的である。私が注文するのを見て、妻も影響され衝動的に注文。待ち時間(といってもたかが5分)の間に、他のものを物色。masaさんの奥さんが「上海の若者に流行ってるのよ」と教えてもらった飴を購入。ひとつの大きさはフリスクのケースくらいで、量り売り。種類は2~30種類くらいある。全種一個ずつ袋に入れて購入。いくらかは忘れたが、とても安かった。帰国後私は研究室にこれを持っていったのだが、味的にはそこそこ好評だった。ただちょっと量が多いとの意見が多かったかな。私も食べてみたが、飴一個がフリスクのケースくらいあるので、とても喉が渇く。
出来上がった判子を受け取る。80元くらいだったかな。masaさんはもっと値切れたんちゃうって言ってたけど、確かにそうかも。その後硯と筆、墨を購入。これは値切りに値切って合わせて150元。
茶色い毛の筆と、硯、そして桐箱に入っているやつがこの豫園付近で購入したもの。
最近毛筆で書いているのはこの道具を使っている訳ではないのだが、これらの購入がきっかけと言って過言ではない。

その後、若者向けっぽい場所にある、上海でも有名な点心のお店へ連れて行ってもらった。小龍包など、とても美味しい。私が特に気に入ったのは、チンゲンサイっぽい感じの野菜を炒めたもの。味はアスパラガスっぽい。

この日はその後ショッピング、上海雑伎団そして上海蟹と続くのだが、今日はこれくらいにしておく。

txe 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 書の道, 独り言, 趣味

上海旅行報告其之壱

8 月 22nd, 2007

今日の書

最近は夕食後に字の練習をしている。
しかし、練習というのはやっぱり面倒臭いし、日によっては調子が悪いときもある。練習しないと自分の書きたいような字を書けないだろうから、もちろん練習は大切だ。と同様に、へたくそでも作品を前提として臨む心構えも大事じゃないかな。練習じゃないから書きたいように書く。セオリーとか関係無しに。ビール呑みながら書いたりもする。筆が肴だ。

今日の字は「蛙」。一文字の習作。
私は個人的に、蟹、蛙、カバがフォルム的に好きだ。蛙ならばやはりトノサマガエルがいいなぁ。今の時期は虫をたらふく食って、でっぷりとしたお腹をしている頃ではなかろうか。この書ではそのまるまるとしたさまを表現したかった。でぷっと座りこちらを半眼で小馬鹿にしたように見ている様子をだ。このモチーフはこれからもっと煮詰めていきたいな。そういう意味でこの書はへたくそだけど今のところ私の中で大切なエチュードのひとつだ。

で、話をタイトルに戻す。
上海に行って来ました。もう一ヶ月ほど前のことの報告になっちゃったけど、やっぱり報告しておきたいし書きます。

きっかけは昨今の中国不信。それで中国旅行をキャンセルするひとがとても多かったので、上海の高級ホテル付きフリーツアーでもすごく安くなっていたのを、旅行に餓えていた妻がめざとく見つけて申し込んだのだ。

上海には友人のmasaさん夫妻が住んでいる。今回の旅行ではmasaさん夫妻にものすごくお世話になった。おかげですごく充実した旅行になった。ありがとうございます。

上海へは関空から飛行機で2時間くらい。行きは立派な機内食が出た。日本と上海とでは1時間の時差があるので、着いたら1時間針を戻すことになるので時計的には1時間で着くことになる。

で、着いて最初に乗りたかったリニアモーターカーへ

このとき最高時速は300km/hくらいだったが、これは後で知ったのだがお昼ならばもっと高速で走行するそうだ。
ちなみに片道一人40元(750円くらいか)で、青島ビールが一缶4元くらいなのでどれだけ贅沢な乗り物か解っていただけるだろうか。

masaさんの奥さんに案内してもらいながらリニアモーターカーから地下鉄を乗り継いで、masaさんと待ち合わせしているレストランの最寄り駅を出ると、とてつもないどしゃぶり! なんでもこの時期、上海は毎日スコールのように雨が降るらしい。そして雨が降るとタクシーの取り合いになるので大変! タクシーの初乗り運賃は11元。タクシーはVolkswagenのSANTANAばかり。運転手にはもちろん英語は通じない。masaさんの奥さんが運転手に中国語で場所を告げてくれる。私にはとても上手にしゃべっているように見えるのだが、本人は「まだまだなのよ~」と謙遜する。

なんとかレストランへ到着。masaさんはすでにビールを呑んではった。ここの料理長?は結構日本語が堪能で、色々と説明や融通を利かせてくれる。多少過剰気味だったが。まずはみんなで青島ビールで乾杯! フカヒレ、アワビと高級食材が次々と出てくる。とても美味しい。

食後夜景がきれいなとこ(妻はガイドブックで知っていたらしいが、私は今でもなんていうところか名前がわからない)に行って、その近くのバーで少し呑んだ。旅は始まったばかりである。

txe 上海旅行記, 旅行記, 旨い飯・肴, 書の道, 独り言, 趣味