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ハチを守るイモムシ

6 月 12th, 2008

本日付のNatureで、ものすごいのが紹介されてた(元ネタはフリーの電子ジャーナルPLoS ONE)。

さまざまな生物にそれぞれさまざまな寄生者がいるのはみなさんご存じだろう。カマキリにはハリガネムシが、ヒトにはギョウチュウがいるように。そしてその寄生者は、寄生している生き物(寄主)の行動を寄生者に都合が良いよう変えてしまうことがよくある。ハリガネムシは産卵のためには水辺に行かなければならないのだが、自力では行けないので、カマキリをあやつって移動する。ギョウチュウがヒトのおしりをかゆくするのもたぶん同じ。

そんなのを寄主操作というが、ブラジルのガの幼虫に寄生する寄生バチはとんでもないみたい。アオムシにハチが寄生していて、蝶のさなぎからハチがでてきてがっかりという経験がある人も多いと思うが、このハチも同様にある種のガの幼虫に寄生する。そしてある程度大きくなったらそのガの幼虫からでてきてさなぎになるのだが、なんとこのとき寄生されていたガの幼虫がこのさなぎを守るらしい。さなぎのそばで飲まず食わずで、さなぎに襲いかかる天敵が来たら頭をブンブン振って追い払うみたい。そして無事(?)ハチがさなぎから羽化したら、このガの幼虫は死ぬという。

人間で言い換えると、こうなる。一定期間腹の中でチューチュー栄養を吸い、そこそこ大きくなったら出てきて、栄養を吸われていた人間が出てきたクリーチャーを命がけで守り通す・・・って、それってカーチャンやん! ま、血縁かどうかというエコロジーにおいて決定的な違いはあるのだけれど。

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