星を背負った娘との会話
妻から突然「焼肉屋、予約しといたよ」とのメール。焼肉なんて、なんて久しぶりだろう、やっほう。気分は小躍り。今日は早めに切り上げて帰ってきた。焼肉屋へ行く前に、久しぶりの投稿。本当は「星鹿娘との会話」とすべきところだが、こっちのタイトルの方がしっくりくるのであえて使用する。昼休みにスターバックスでいつも買っているスマトラの豆を片手に売り場を眺めていたときの話。まだ初々しい感じがする若くて可愛らしい女性の店員さんが駆け寄ってきた。そしてちょっと上目遣いで、
店員「スマトラですか?」
私「はい」
いつも店員さんが期間限定の豆とかを勧めてきたりするので、それかと思っていた。
店員「いつもスマトラですか?」
私「はい」
店員「今日もスマトラですか?」
私「・・・はい」
店員「じゃ、お預かりします」
いつもより念入りに「スマトラでいいのんか」と念押しして、他のを勧めてくるわけでもなく拍子抜け。私はおおかたスマトラにしようとは思っていたものの、一応他のもひととおり見ておきたかった。
私「・・・いや、まだ完全にこれにしようかとは決めかねているので、もうちょっと待ってください」
店員「いつもはどうやっていれてらっしゃいますか?」
私「ドリップです」
店員「コーヒーメーカーですか?」
私「いえ、ドリッパーです」
店員「じゃ、コーヒーメーカーですね」 ひとの話聞いてた? それともこれはコーヒーメーカーを買えということ?
私「? ・・・いや、ドリッパーです」
店員「?」
私「(店にある商品を指さしながら)あなたの言ってらっしゃるのはコレですよね。私が言っているのはコレ」
店員「いつもご自分でおひきですか?」
私「(こいつ、話題変えるの早いな)いえ、いつもお願いしてます」
店員「お湯は?」
私「??? お湯?」 お湯を聞かれたのは初めてである。全くもって想定外。今コーヒー業界ではお湯について尋ねるのが常識なのだろうか? それともこの店員さん、私がマナスル96を愛用しているのを実は知っていて、「ほら、あんたマナスル持ってんでしょ。それを今ここで自慢しなさいよ」とほのめかしているのか? んなぁわけないですわな、常識的に考えて。
店員「はい、お湯」
私「・・・お湯、おっ、お湯ねぇ、え~と、お湯は、やかんで沸かしてます」
店員「へぇ~、そうですか(ここではじめて相づち)、ではお水は?」
・・・もう何を聞かれているのかわからなくなってしまった。これはコーヒーをいれるのにどれだけこだわっているかを言わせたいのか、もしくはボケをいれろということなのか。だけどおじさんはあんまりギャグのセンスないぞ。
私「みっ、水は水道水を浄水器に通して使ってます」浄水器なんて使ってないのに、ものすごくつまらない見栄を張ってしまった。緊張してドキドキした。
店員「へぇ~、こだわってますね。では、フィルターは?」
とまぁ、こんな感じでこのあともピントがずれたというかわざとピントをずらしているんじゃなかろうかという会話が延々と続いた。でも店員さんは私の目を見て一生懸命な様子。そうだ、ベクトルはちょっとずれているが、その熱意は大切だぞ! と、こころの中で応援しておいたが、あぁ、なんかもう日本語も通じなくなってきたなぁ・・・。でも「お湯は?」は、最近の中では妙にツボであり、今もまだハマったままである。
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