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水厳硯のレビュー

9 月 27th, 2007

先日、香雪軒にて大西洞水厳硯を購入したのだが、その使い勝手を現段階わかる範囲でちょっとだけ。

墨おりがとても良い。じゃぁ羅紋硯みたいにガリガリ磨れるのかというと、きめ細やかなのでそうではない。
これぞまさしく、「おぉ、さすが端渓!」である。
おかげで、いつもの感覚で墨を磨ると磨りすぎて墨液が余る。

さすがに熱釜塗臘という感覚まではいかないが、以前に書いたように、この硯は思いっきり実用硯だと思う。
普段にガシガシ使ってこそ価値のあるものだろう。

そしてやはり墨堂が素晴らしい。
惚れただけある。この墨堂に惚れて購入したのだから。
子供のほっぺというか、女性の内股などとよく比喩されるが、本当にそうだと思う。

なんか適度に湿っぽく、ほのかに温かいのだ。

この感覚は正直触り比べないことにはわからないと思う。
指の腹で撫でるのは常套手段だが、手首の甲で撫でると良くわかる。もしくは指の関節の甲で。
子供のほっぺを手のひらでなでると自ずとフィットしちゃうので解ったようで解りにくいのだが、手の甲で撫でると産毛ときめ細やかな肌の感触、そしてほの温かい感じが伝わってくる。私の肌で一番きれいなままのところは二の腕の下側だと思うのだが、正直比べものにならない。石なのに、ほの温かいのだ。石に負けた。

しばらく、多分これから長い間、この硯をメインに使っていきそう、そんな感じである。

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