今日の書「初志貫徹」
9 月 20th, 2007
今日の書「初志貫徹」

まぁ、なかなか自分の考えた通りに人生は進めないけど、初心とか原点とかって、困っている時とかにすごく大切な気がする。
で、今日は実は前から気になっていた硯を買っちゃったのだ(^^)
香雪軒で見せてもらった大西洞水厳硯だ。憧れの端渓硯だ。

大西洞とは老坑に近い場所で良硯をよく産出したところらしく、水厳とは水に浸かっていたということを意味する。この硯は比較的最近作られたものなので水厳と言えども水の中から削りだした石ではなくその付近(河が増水すると水に浸かるようなところ)のものではないかとのこと。水に長い年月浸かっていたにも関わらず高い密度を保っていることから、水をほとんど吸わない性質がある。
大西洞の水厳硯だからといってどれもすばらしく高価とは限らないが、一般には極めて高価。私の手の出るものではない。だから欲しくなったのではない。この硯の墨堂がとてもなめらかできめ細やかで、しっとりしていながらそれでいてしっかりしている、そこに惚れたのだ。香雪軒のご主人は、「硯の場合、大は小を兼ねますから、私はそれより麻子坑のこれを勧めます」と、それもまたすばらしい硯を勧めてくださったのだが、私にはやはりこの水厳硯の墨堂に魅せられたので、こちらを購入したのだ。
結局、このご主人がおっしゃったとおり、端渓硯を使うことになった。
で、使ってみた感想。
これって、思いっきり実用的な硯ではないだろうか。
墨おりが素晴らしく良い。墨が墨堂に吸い付く感じがする。そして墨液が乾かない。墨色はまだ見分けていない。今日書いたものをちゃんと乾かしてから見てみたいが、墨の粒子が細かい感じはするので、悪くはないだろう。
歙州硯と水厳硯、書きたい書に合わせて使い分けたいものである。
おぉ、新しい硯いいですねぇ。
私は、硯の種類や違いなどは全くわかりませんが、自分の気に入った道具を使う喜びは理解できます(^^;
zonさん、いつもレスありがとうございます(^^)
> おぉ、新しい硯いいですねぇ。
この硯はちょっとというか、かなり良いですよ。
本当はzonさんが書道用具揃えるときに、「これどう?」って勧めようかなって思っていた硯なんですけど、それ以上に自分が欲しくなってしまいましたm(_ _)m
古美術的価値のある古硯の善し悪しとかは解りませんが、実用的な硯の、ある程度の善し悪しはだいたい分かるようになってきました。
とにもかくにも、硯は惚れたものを購入すべきです。
京都にいらしたときに良いものがあればよいのですが、なんでも神戸元町に中国硯のすごいお店があるみたい(未確認)です。
ちなみに、私が今回購入したお店にも、まだ数点「えぇなぁ」っていう硯がありますけどね(^^; またこのお店は昔に付けた値段で販売している(つまり概ね安い)ので、お勧めです。