真空管アンプを作りたい
以前運営していたブログで書いたことを再び。
今、真空管アンプに興味がある。理由は、
・なんか今使っているコンポの調子が悪い
・なんか作りたい
・壊れても直せるモノを使いたい
からだ。
今使っているミニコンポの調子が悪い。音飛びがするだけなのだが、メーカーに問い合わせると修理前に検査をして、検査結果に基づいて修理の見積もりを出し、それでゴーを出したら直すというきわめてあたりまえの流れ。しかし修理の見積もりを出して、予算オーバーなどで「じゃ、直すのやめときます」となると、検査料を徴収される。しかもそれが結構バカにならない金額。もちろん工場までの送料はこちら持ち。
ようするに、そんなんやったらネットのオークションで調子の良い本体を落札するなどした方がよっぽど安い。下手したら、家電屋の在庫セールとかで買った方が直したよりも安いかもしれない。
それがというより、そんな今の風潮が今となってはむちゃくちゃ気にくわないのだ!
昔、私が子供の頃、テレビとか壊れたら電器屋さん呼んで修理してもらっていた。テレビは時々壊れていたけど、電器屋さんはちゃんと直して帰っていった。ラジオが壊れたときも、近所の電器屋へ持っていって直してもらったこともある。その時に電器屋のおっちゃんが、「今はな、こういうのって修理するより買い換えた方が安くなってきたんや」って言ってはったのが、その言葉が今になって胸を締め付けるのだ。
技術の進歩で、小型薄型は格段に進んだ。しかし同時に「この製品を末永く愛用してもらおう」という作り手の思いを今の家電に感じることができないものばかりになった。今やみんなが持っている(私の妻も持っている)某携帯オーディオなど、そもそも修理をするという発想を捨てたのだろう、ネジじゃなく接着剤でパッケージングしてある。そんなんもう論外。そんなん知ったら幻滅する。って言うか、今やコストダウンの結果そんな製品ばっかりで、腹立だしいことばかりだ。先日も実家に帰ると、母が「デジカメ新しくなってん」と見せてくれた。私はなにかトラブルがあったときに困らないよう、母がデジカメを購入する際に私が持っているデジカメと同じ機種を勧めて、母はそれを購入した。それが保証期間内に壊れたらしい。メーカーが取った措置は、修理は難しいので新機種を進呈しますとのこと。母は「得した」と喜んでいたが私はなんか嫌な気がした。メーカーの本音はおそらく、修理できへんほどの無理な構造をしてるか、本当に修理したらビックリするほど高価で普通にラインでデジカメ作るより高いということなんやろなぁ。
もうそんなんやったら、新製品とかに魅力を感じないし、むしろ「10年使っても大丈夫!」とかいってる商品があるならば、思い入れのあるものならば機能が劣っていてもそっちの方がいい。
とまぁ、話がなんか思わぬ方向に向かって熱くなったが、今のコンポで調子が悪いのはおそらくCDプレーヤーの部分。しかし一体型なので、そこだけ外して修理とかは無理。「CDプレーヤーが調子悪いんやったら、真空管アンプより先にプレーヤーをなんとかせなあかんのちゃうの」というごもっともなご意見はさておく。オーディオの要はアンプとスピーカーである。プレーヤーも大事だが、最悪iPodでもプレーヤーとして使える。自作できるCDプレーヤーというのもあったらしいが、今は手にはいるのか解らないし、使用されている技術が「自分で直す」というレベルをはるかに超えているので、プレーヤーについてはおいおい探していきたい。スピーカーは今あるやつをとりあえず使うつもり(将来的にはこれも作りたい)。まずはアンプだ!
アンプで自作と言えば真空管アンプだろう。なんせブラウン管も真空管の一種だし、ロシアの戦闘機には最近まで(ひょっとしたら今も)真空管が使われているらしいが、その理由のひとつは高い安定性とメンテナンスの容易さらしい。ここまで読んで頂いた方はもうお解りだと思うが、真空管真空管と言っているのはその音色に惚れたというのではなく、箇条書きにした理由プラス思い入れのあるモノが欲しいということなのだ(また後日書くが、正直音色がどうかとかは私の場合聞き比べて「違う」のが解る程度)。あとはやっぱ「真空管ってかっこええよなぁ、なんか光るし!」という中学生男子的発想かな。
ということで、ジュンク堂で、「真空管アンプ・スピーカー作りに挑戦!」というムックっぽい本を購入。「定年前から始める男の自由時間」シリーズ。初心者向けの本としては他にもっと良さ気なものがあったが、実物を購入する前にモチベーションをもっと上げてくれそうな本書にした。ざっと読むだけでおもしろい。はんだごてとか10年以上さわっていないのに私でも作れそうな気にさせてくれた。ただ回路図とかはわからないことばかりだし、さすがに自分で設計した回路で、それに合わせて部品購入して、自力で組み立てたアンプをコンセントにつなぐのはコンデンサとか爆発しそうで怖いので、まずは簡単と言われている安価なキットからはじめたい。
そして今目を付けているのは、エレキットのTU-870。初心者にとって高いハードルである回路図の設計やシャーシ加工の必要が無く、比較的安くて、入力も2系統あるし、あと同じところが出しているプリアンプTU-875と前面のサイズが近いということもあって、これものちのち作成して一緒に使うのもなんか良さそうな感じ。引き回しがほとんど不必要な基盤モデルというところは少しさみしい気もするが、なんていったって初心者なんだから最初から高度なことを求めるのも危険なのでこれが良い気がする。
とにかくこんな気持ちになったのが東京へ行く直前だったから、「行こう! 秋葉原へ!!」ということになったのだ。何がなんだかまだ全然わかってないけど、とにかく秋葉原で見てみようということだ。まぁ、行ってみて解ったことだが、こんなアバウトな感じで世界のAkihabaraなんて行った日にゃ途方に暮れるのがオチで、ある程度詳しい人と一緒じゃないと何もできない。そのことはまた書くことにする。
何かしらの形で続く。
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確かに、使い捨て文化には違和感を感じますよね。
(といいつつ、近々発売される新型iPodを買う気満々なんですが(^^;)
真空管アンプの制作記も楽しみにしています。
> 確かに、使い捨て文化には違和感を感じますよね。
そうなんですよね。しのぎで買ったものならまだしも、気に入っているモノが直せない世の中って、愛着が薄れてしまいそうで。
> (といいつつ、近々発売される新型iPodを買う気満々なんですが(^^;)
率直に便利でカッコイイですからね。
さすがに今の時代、カセットテープのウォークマンはキツイです、が、使ってみたら案外イケてるかも(^^;
私もzonさんが持っていたやつと同じチューナー付きのウォークマン、持ってましたよ。