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今の私の書道道具その三

8 月 31st, 2007

文房四宝のうち、今日は墨。
小学生のときに習っていたお習字では墨液を使っていたが、今はちゃんと墨を磨っている。

一番右の「顕微無間」は一番最初に道具を揃えに行ったお店香雪軒で購入した墨運堂の墨。あまり他の墨と使い比べていないので正直良いのかどうかはわからないのだけど、今のところ嫌な色にはなっていないから良いのかも。あと硯を羅紋から歙州に換えたらきめの細やかさが変わったのに伴って墨の表情もまろやかになった気がする。この墨は練習・清書用なので、作品用にはもっと良い墨を使わなきゃいけないのかもしれないが、気に入った墨色で満足行く書ならば個人的にはそれで良い気もする(書の格に合った道具を使うべきという意見もあるだろうが)。それより問題なのは、私が「やはりこの墨じゃないと!」というような墨にいつ出会えるかということかな。あと私はまだ墨色は作品並べて見比べないと解らない。

右から二番目の「百事如意」は龍枝堂で購入した南松園製の墨である。これはお盆セールで安くなっていたのを購入したのだが、いつもながら龍枝堂のお爺さんのお話しを聞いているうちに購入を決めたものである。なんとこの墨、昭和53年製なのだ。ほぼ30年寝かせてあるというにもかかわらず定価の3割引で、「わしやったら迷わずこれ買うな」と言っておられたので、でも私は迷ったが買った。どんな墨色か楽しみで見てみたいのだけど、磨るのももったいないので、いつ使うかかなり迷う。

左二つは上海に行ったときに購入した唐墨。こちらももちろん、どんな墨色か見当もつかない。いつか気が向いたら使ってみるつもり。

それにしても墨ってすごいなぁって思う。色素は基本的に黒鉛なので安定性は抜群(逆に墨で汚したら乾く前に物理的に除去(つまり拭いたりこすったり)するしかない)。墨を固めるのに使う膠が黒鉛をコロイドにしているというところもなんか化学的に素敵。一日の終わりに墨を磨りながらその薫りを楽しみ、「何書こうかな」なんて考えている時間が今はとても落ち着いて良い(と言いつつ、磨り終わってもモチーフが決まらなくて「どないしょ」ってなことも多いケド)。

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