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上海旅行報告其之四

8 月 25th, 2007

今日の書

路傍。道ばた。
道があるから、道ばたがある。道ばたは道と道じゃないところの境目というのはあたりまえのことなんだけど、どのようないきさつで道ばたになったかというのを紐解くと人の往来の歴史が見えてくる。
犬を散歩しているとよく解る。犬は道には何も興味を示さず、道ばたばかりを選んで歩く。人間だって実はそう。道は大切なんだけど、面白いのはその道ばた。何かに打ち込んでいるとき、その本質は辛く苦しいものでも、その過程に現れるいろんな出来事が、面白かったり励みになったりする。

これを書いたときもやはり、ハネるのって難しいなぁ~って思った。この作品の「傍」のハネは、書の先生にしてみればなんじゃこりゃってなものだろうが、実は個人的には気に入っている。美しい筆跡は繰り返せば似たようなものを再現できるだろうが、このようなかすれながらなんとか形になったようなやつは真似できない。私は練習の最後、その日の仕上げとして紙を少し良いものに換え、1枚か2枚だけ清書する。それが良くても悪くても、気に入らなくてもその日の作品として、一応置いておく。その本番に現れるこうした小さな小さな奇跡って、私は科学者の端くれなのにこんなことを言うのもおかしいのだが、神様のちょっとした手助けみたいな気がして自分だけの力とは思えない。

上海3日目。
この日はmasaさん夫妻お気に入りのマッサージへ朝から行った。
が、早く行きすぎてまだ開店してなかったので、近所のスタバでお茶。

開店後、みんなでフットマッサージをうけることに。
とても気持ちよかった。
masaさんの奥さんは足裏を押されてとても痛がっていましたが、私は痛くありませんでした。マッサージする人によって押す力が違うのかな?

その後、四川料理のお店へ。
四川料理と言えば麻婆豆腐など辛いものが多い。例えば、

強烈な量の唐辛子が皿に山盛りですが、これはmasaさんのブログにもあるように、この唐辛子の山の中に鶏肉のぶつ切りが入っていて、それをほじくり出して食べるので、辛いですが拷問ではありません。いえいえ、とても美味いです。相当辛いけど。
この店で食べた豚の骨付きスペアリブが抜群に美味かった。

食後、masaさんの奥さん行きつけのお茶専門店へ。

ここで美味しい茶葉や面白い茶器などを購入したのですが、ここでトラブルが・・・
続きます。

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今の私の書道道具その一

8 月 25th, 2007

とまぁ、下手の横好きでハマっている書道だけど、道具を集めるのもまたとても楽しい。
昔から文房四宝と言って、硯、紙、筆、墨についてはとても大切に扱われてきた訳だが、その中で最も大切に扱われてきたのが硯。
理由は、他の道具は消耗するのに対し硯は残るということと、昔良い硯は高い位の役人ですら手に入れることができなかったというほど貴重なものだから。他の道具の材料は基本的に生き物なので、その生き物が絶滅しなければ材料を確保できる。しかし硯の材料は天然の石なので、自然が織りなす偶然の中で作られたある程度の均一な石材が必要であり、そんな石はとても貴重というのが行きつけの書道用具屋のお爺さんが言っていたうんちく。

まぁ、他にも落款に使う石なども物によっては財産扱いとなるわけだけど、篆刻についてはまた後日。

まずは硯から。

左は羅紋硯。安価で数百円。墨おりがとても良くて気に入っている。
右は歙州魚子紋硯(きゅうじゅうぎょしもんけん)。たまたま特別奉仕してあったのをさらにお願いしてすっごく安くしてもらったが、それでも高価。左の羅紋硯と似ているので、現在はこちらを黙って使っている。理由はこの硯を購入したことを妻にまだ内緒だから(^^;
硯と言えば、端渓か歙州というくらい歙州硯も有名。端渓よりも歙州の方が一般に見た感じは派手め。価値としては端渓の老坑に勝るものはないとされ、旧端渓硯は極めて高価だ。最初に書道用具を揃えるときも、お店のご主人に「高くても端渓を」と勧められた。もし惚れるような端渓硯を見つけたら、その時手に入れる方法を考える。
で、話はこの写真の歙州硯魚子紋に戻るが、これは初めて目にしたとき一発で惚れた。魚子紋とは魚の卵の意味で、石に細かな斑点がある。
この写真でわかってもらえるかなぁ・・・

そして硯の縁の部分に龍が彫ってある。

あと写真にはないが、この硯には花梨の箱が付いていた。しかしこの箱は少々傷んでいる。でもまぁ、肝心の硯に傷があるわけではないのであまり気にしていない。

ちなみにこの歙州硯の使い心地だが、墨をするのは羅紋に比べて1.5~2倍くらい時間がかかる。しかし羅紋硯ですった墨よりも粒子が細かいのか、同じ墨をすっても墨色が違う。紙や墨、書きたいものによって使い分けたいと考えている。

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